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120周年を祝うハーレーの2023年モデル登場

田中 誠司 ハーレーダビッドソン・ブレイクアウト 2023.01.26

ハーレーダビッドソン・ジャパンが2023年モデルを発表、新型「BREAKOUT」(ブレイクアウト)のお披露目イベントを東京・代官山T-SITEで実施した。

ロングホイールベースのシャシーにキャストホイールを装着、極太リヤタイヤを組み合わせたハードコアなモデルだ。日本市場ではラインナップ中1、2を争う人気モデルであるという。

ヘッドからテールパイプまで、クロームに輝く空冷Vツイン・エンジンの排気量は117cubic inches、つまり1,923ccである。従来型の114ci(1,868cc)から拡大された。あわせて燃料タンク容量も13.2Lから18.9Lに増量されており、航続距離は100kmほど伸びたという。クルーズコントロールも標準装備となったから、長距離ツアーにはお誂え向けの仕様といえるだろう。

このほか21スポーク・キャストホイールは新デザインを採用、クロームメダリオン付きシートなど、ブレイクアウトの特徴であるクローム・フィニッシュによる彩りもさらに強調される。

ボディカラーはオレンジ、シルバー、ビビッドブラック、ブラックデニムが用意される。

価格は326万4800円〜となかなかだが、昨今のハーレーの人気と中古車残価値の手堅さ、そして予めカスタマイズをすべて済ませたような仕様は相応の価値といえるだろう。

ブレイクアウトが属するソフテイル・ファミリーは、重量感とサイズのバランスがとてもよく、体格や体力に特別な自信のない人でも操りやすいのが特徴だ。

同時にメタリックレッドやゴールドのストライプをあしらった、限定の120周年アニバーサリーモデルを7モデル投入する。昨年登場の「ナイトスター」にも「スペシャル」が追加される。トライクにはロードグライドをベースとする「ロードグライド3」が加わった。

格闘家の魔娑斗氏がアンバサダーに起用された。大型二輪免許はこれから取る、とのこと。

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