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真ん中のプレートがキンキンに冷える? 不思議なモバイル扇風機

田中誠司 2024.07.12

PF編集長の田中誠司です。専門の自動車・バイクだけでなく、会社経営から趣味のランニング・トレイルランニング、生活雑貨にも凝るほうなので、普段から通販などで一般水準に比べれば大量の買い物をしているほうだと思います。

そうしたことを記事としてアウトプットしたいのになかなかできないことにフラストレーションを感じて悶々としていました。今後は、音声認識やAIなどの新しい技術を活用して、購入したもののレビューを日々お届けすることに挑戦したいと思います。

まずは、今日amazon.co.jpで手に入れた充電式コンパクトハンディファンから始めます。販売価格3780円、この中国製の「携帯扇風機 ハンディファン」【冷却プレート付き 3in1モデル】には日本語の説明書がついており、日本国内専用とされています。重さは140gで、3段階の風量調整に加えて、ペルチェ効果を活用した冷却プレートがフロントに付いており、ひんやり冷たくなるという特徴があります。電源はUSB充電式。3時間の充電で最大10時間使用が可能とのことです。

ペルチェ効果は、1821年にドイツのゼーベック氏が発見した「温度差によって金属間に電流が流れる効果」、すなわちゼーベック効果を基にした現象です。1834年にフランスのペルチェ氏が、2つの異なる金属間に直流電流を流すと、吸熱面と発熱面が生じ、電流の流れを逆にするとその現象も逆になることを発見しました。この現象が「ペルチェ効果」と呼ばれています。

最近では、このペルチェ効果が自動車の車載用保冷・保温ボックスやパソコンのCPU冷却などに使用されるようになっています。フロンなどの冷媒を使った従来の空調システムとは異なり、オゾン層の破壊や地球温暖化に影響を与えないため、地球環境にやさしい冷却方法とされています。

このファンはテレビのリモコン程度の大きさで、髭剃りよりも軽く、持ちやすいです。風量は強くないものの十分。

パワーボタンを長押しして、LEDが青くなると真ん中のパネルが湿気でみるみる曇ってきます。それはこのパネルがここがどんどん冷えていく証なんですね。商品説明には「5秒で10℃にキープ」とありますが、実際に外気温27度の中で冷却プレートの温度を測ってみると、16度まで下がりました。

もともと料理用で手に入れたこの温度計もなかなかおもしろいので今後紹介します。

なんかこれぐらい軽いと、ランニングのときに一番熱い首元とかを冷やすことが、できないかとか、何かちょっとした応用をいろいろ考えてしまいます。耐久性とかそういった部分も含めて今後も観察していけたらな、と思っています。

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