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プレオウンド販売拠点とサービス拠点が合体。横浜にフェラーリの日本最大規模の店舗がオープン

Nicole Competizioneが新規開設したショールーム&サービスセンターに、PFスタッフが訪れた。

PF編集部 フェラーリ 2024.06.01

横浜エリアでフェラーリ正規ディーラーを展開するNicole Competizioneが、複合施設「Nicole Competizione プレオウンドショールーム & サービスセンター」をオープン。その式典にPFスタッフが参加した。

Nicole Competizioneの新しい始まり

Nicole Competizione プレオウンドショールーム&サービスセンターは、総床面積4,191m²にプレオウンドカー(認定中古車)展示台数13台(1,943 m²)、サービスワークベイ13台分、点検修理整備のための預かり車両及びプレオウンドの保管スペース46台超を確保した、国内のフェラーリ・ディーラーの中では日本最大規模の複合施設だ。

2階のプレオウンド展示エリア

さらに、フェラーリ・チャレンジなどの本格的なレーシングカーにも対応した最新式の調整専用施設など、メンテナンス・サービス提供に必要なあらゆる施設を揃えている。

左からペンスキー・オートモーティブ・グループの二人、フェラーリ・ジャパン社長、Nicole Competizioneの面々がテープカットを行った。(左)プレオウンドを購入したオーナーは、納車式を行うデリバリーセレモニー専用スペースから、新たな愛車との生活を始めることができる。(右)この日はデリバリーセレモニー専用スペースに「ディーノ」が停められていた。

Nicole Competizioneは昨年10月に、新車のショールームを横浜のみなとみらいでリニューアルオープンした。2024年に創業10周年を迎えるタイミングにあわせ、新車と中古車のショールームとサービスセンターを一気に刷新した。これは世界一のフェラーリ・ディーラーを目指す同社の新たな10年に向けた、力強いスタートを支えることになるだろう。

今回オープンしたプレオウンドショールーム&サービスセンターは、第三京浜、首都高速神奈川7号線横浜北線の港北IC出口の正面に位置し、アクセスも抜群だ。

フェラーリの整備のために訪れたオーナーのために、ふたつ設けられたカスタマールームには、ポルトローナ・フラウのレザーを張ったカッシーナ製のソファやインテリア小物、美しい写真パネルなどが揃う。整備の説明も待ち時間もラグジュアリーに過ごせる。季節ごとにディスプレイを変更し、来場者がフェラーリの世界観の新しい発見や驚きを楽しめるようにする。

レースの世界で通用するレベルのサービス設備

このサービスセンターは、2年目を迎えるフェラーリ・チャレンジ・ジャパンシリーズに参戦する「Ferrari 488 Challenge EVO」の整備も担う。そのレーシングカー・レベルの精密なセッティングのため、特別なホイールアライメント調整ベイが設けられた。

最新式のアライメント調整設備は、ハンター社製で、レーシングカーの性能を万全に発揮させるために必要な、きわめて高度な調整に対応する。ドライブオン方式(タイヤを設地させた状態)で、スリックタイヤにも対応。さらにはコーナーウェイト測定、サスペンションの“1G締め”など、レーシングカーに必要な高度な整備が提供可能だ。オーナーの希望があればロードカーでも同設備を使用したサービスを提供予定だ。

ワークベイは空調が完備され、ワンタッチで充填量が設定できるオイルチェンジャーなど、作業効率の向上が図られている。オーナーは愛車のメンテナンス風景の見学もできる。

13台分のサービスワークベイは広大なスペースだ。写真左下:リフトは6機が設置されている。写真右下:ワークベンチにはモニターとキーボードも備えられていた。

セキュリティや車両コンディションの維持に配慮して、整備待ちのクルマはすべて屋内に保管される。万一の火災に備えて、最新の消火装置も導入済みだ。一般的な消化器を使うと、車両に回復不能なダメージを与える可能性があるためだ。

なお、このサービスセンターは、Nicole Competizioneで購入した車両以外のフェラーリにも門戸を開いている。より多くのフェラーリ・オーナーとつながり、ビジネスチャンスを広げていきたいそうだ。

Nicole Competizione プレオウンド ショールーム & サービスセンター
〒224-0044 神奈川県横浜市都筑区川向町2003-6
Tel: 045-577-3817
https://www.nicole.co.jp/company/competizione.html

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