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ちょっと変だけど、毎日がちょっと豊かになる ― YUの「愛車のある暮らし」#08

YU 2023.08.21

車好きによる車好きのための贈り物。

先日、とある人へプレゼントを渡すことになりました。しかし、すぐに私は頭を抱え....プレゼント選びって難しいと思ったのです。

簡単に済ませるなら菓子折りでもいい気がするけれど、こんな暑い中お菓子の心配をさせながら持ち歩きさせるなんて申し訳ないと思ったり、どうせ贈るなら喜んでもらいたいという身勝手な考えがチラホラしてなかなか決められない。

友達や家族に渡す贈り物でさえ難しいというのに、今回のお相手はお仕事関係の50歳くらいの男性。「いつもお世話になっております」と、さりげなく感謝の気持ちを伝えるだけなのに意外と奥が深い。何かいい案はないか、くるくるペンを回しながら考えていると....あ!

ピニンファリーナのインクレスペン。

私の右手で踊ってたのはピニンファリーナの「SMART」というインクレスペン。 不思議なことにインクがないのにスルスルと鉛筆みたいに文字が書けるのです。 イタリア人の「ほら! ね! スゴイでしょ! マンマミーア!」って驚いた顔が目に浮かびます。

ピニンファリーナ・チームのクリエイティブな才能とイタリアの金職人の技が織りなされて誕生した新インクレスペンだそうで、人間工学に基づいたデザインは、ずっと触っていたくなるような気持ちよさ。私もピニンファリーナ・チームのようなクリエイティブな才能が降ってこないかなと期待したくなります。アルミ製の専用ケースもおしゃれで一緒におでかけしたくなりますね。

「クルマ好きのあの人にもぴったりの代物じゃないか」ってまるでギアチェンジが気持ちよくキマッた時みたいな気分だ。(かなり自己満なプレゼントだが、まぁいいだろう)これなら、軽い、腐らない、かさばらない! なるほど....!! だから昔からペンや万年筆の贈り物が多いのか(納得)。

人とは違う、ちょっとこだわりの贈り物。いかがでしょうか?
https://item.rakuten.co.jp/caucle/pi-smart-b/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0

ブルー・グリーン・レッド・チタンの 4 つのカラーバリエーションがあります。

やっぱり、アルファ。

改めてピニンファリーナとは。数々の車や工業デザインを手がけたイタリアトリノを拠点とするカロッツェリア。車に造詣が深い人なら知らない人はいないくらい有名ですね。彼らが手がけた名車が次々と頭に浮かんでくるが、私にとっては紛れもなく、この916スパイダーこそミレニアル世代を代表する名作だと思っている。 パルクフェルメにおいて、アルファのエピソードは4回目。私はやっぱりこのアルファ・ロメオが好きなのです。

「女がアルファ」だなんてどんなクセモノだよ、と煙たがられそうだが、”今の私が最も夢中になれる車”がこれだったから仕方ない。ミレニアル世代の車の魅力は良い意味でも悪い意味でも、現代の高級車や旧車を凌駕するような何かがあるような気がします。

アルファのような高回転まで官能的に吹け上がるフィーリングは他に類を見ない。 一応エアコンも効き、色々ガタはきてるが現代の車らしい走りもしてくれる。そしてこれは小声で言うが、最近は全然壊れない……(アルファらしくないなぁ)燃費も悪くなく(ツインスパークなら)、また、車両価格も自動車税も私が支払えるレベルに収まっているのは実にバランスの取れた”優秀すぎる趣味カー”です。

でも実はこれまで乗り換えようかなと思うことは幾度かありました。仕事柄いろんな車に乗るので、魅力的な車に出会うこともしばしば。直近で言うと、空冷VW ビートル、そしてアルファ75。増車はある意味簡単かもしれないが、買い換えるのはつらい....間違いなくその当時一番いいと思ったものを選んでいるのだから、簡単に別れを切り出せるわけがない。でも意外にも今もっとも脅威なのは軽自動車や、トランポとして活用できそうな実用車だったりするのだけど、ついこの前、また変なのを増車してしまった。その話は次回からしようと思います。

この先どんな車に乗ることになっても、やっぱり私はクルマらしいクルマが好き。この考えを軸にすればおのずと素敵な車に出会えるでしょう……。

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